2019.07.17更新

過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1081日目

 

 

おはようございます!

昨日は午後から名古屋にて

コンサル→勉強会→税理士会会合

でした。

うまく名古屋の仕事が重なると

効率が良くていい感じです♬

 

 

さて、

昨日のコンサルは

ご夫婦で受けていただいています。

一緒にランチを取りながら、

私の以前書いたブログの話になりました。

実はクライアント様の奥様は元銀行員さん。

税務署が銀行に口座の照会をかけてくる話に

「本当にしょっちゅう税務署から

 照会依頼が来ていました」

と銀行員時代を振り返っておられました(^^

 

 

照会をかけるとは、

口座の取引明細を取り寄せることを言います。

つまり、

税務署が税務調査の準備として、

これから調査をする相手とその家族の銀行口座を

調べているというわけ。

同じ銀行の別支店も同時に調べられますし、

家族名義のものも全部調べられます。

過去10年にわたり銀行には

データが残っていますので、

かなり古いものも調べられるのです。

 

 

 

でもね、

銀行はそんなこと教えてくれません。

税務署から連絡があっても

淡々と取引明細を作って送るだけです。

わざわざお客さんに

「税務署がお宅の口座を調べてましたよ」

なんて言ってくれません。

 

 

相続税の仕事を受けたときは

過去の銀行預金の通帳を見せていただきます。

多くの人は亡くなられた日の残高が

申告に使われると思っています。

それは間違いないのですが、

当然過去の動きも見せていただきます。

それは亡くなる直前に

お金を引き出している場合が多くあるからです。

葬式費用を支払わなければいけないから

という理由はよくわかります。

なので、

その引き出した現金は

「現金」という財産を相続財産として計上します。

たまにあるのは、

「預金が残っていると、

 全部相続税で持っていかれるから

 できるだけ引き出してしまったほうがいい」

と適当なことを吹き込む輩がいるんです。

大した知識もないのに、

それらしく伝えるので、

相続人が信じてしまうんですよ。

引き出したお金は「現金」という財産ですから、

税金が少なくできるなんて

大きな間違いですからね。

注意してください(^^

 

 

また、

生前贈与をしたときに、

自分の預金から子供の預金へ

お金を振り替えたとします。

贈与税がかからない110万円を超えて

お金を動かしていても

税務署から連絡がないから

バレずに済んだと考えている人が

結構いらっしゃるみたいです。

一度大きく動かしても

税務署が何も言ってこないので

さらに大きくお金を動かすんです。

でも連絡は来ない。

バレずに済んだと思う。

さらにお金を動かす。。。

この繰り返しでお金を動かす人が

たくさんいるんですね。

 

預金通帳

 

これだけは覚えておいてください。

税務署は常に口座を照会かけているのではありません。

相続が発生したときに調べるのです。

だから贈与をした時には

税務署は何も言ってきません。

後になって相続税の調査の時に

照会をかけるんです。

だから、

贈与があったときには

ちゃんと申告をしないと、

後から延滞税や加算税がかかりますからね。

税務署が見逃しているのではありませんから

注意をしてくださいね。

 

 

藤垣会計トップページへ

 

最新情報を無料でゲット

藤垣会計無料メルマガ登録へ

 

 

投稿者: 藤垣寿通

2019.07.10更新

過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1074日目

 

 

おはようございます!

今月も3分の1が経過します。

弊所では明日が賞与です。

喜ぶ顔を見るのが楽しみです。

 

 

さて、

相続の申告や相談を受けていると

必ず出てくるこの財産。

名義預金です!

今日は名義預金について

お話しますよ(^^)

 

 

でね、

名義預金なんていう財産、

聞いたことないっていう人も

多いと思います。

いや、

知ってる人のほうが稀ですよ。

 

 

なぜ知らないかって、

相続税務でしか使わないのかもしれない。

だから普通にしていたら

聞くことがない言葉ですね。

 

 

名義預金とは、

他人の名義を借りている口座預金です。

つまり、

自分の預金だけど

名義が他人になっている状態です。

「そんな預金できるの?」

という質問を受けそうですが、

最近では本人しか口座を作れません。

だからずいぶん昔に口座を開設したものが

多いのではないかな。

 

 

どんなケースがあるかというと、

お爺さんが孫のために

孫名義の口座に貯金をしてあげているとき、

その口座の管理がお爺さんのままになっていると

それは名義預金なのです。

お孫さんにあげるためかもしれませんが、

実際にはまだあげていませんよね。

だって通帳も渡してないし、

印鑑も渡していません。

さらに言うと、

その口座の存在すら教えていませんよね。

これでは贈与は成立しません。

贈与はあげる側ともらう側が

お互い了承しているときに

贈与が成立するのです。

だから名義は他人でも、

それはお爺さんの財産なのです。

 

名義預金

 

それでね、

名義預金がどんな問題があるかというと、

税務調査で見つかるんです。

財産の申告漏れとして見つかるんです。

黙っていたら分からないと思ったら

大間違いです。

印鑑の管理や通帳の管理を

確認していくと

けっこう分かってしまうのです。

だってその印鑑は

お爺さんのほかの口座にも

使われているので、

お孫さんには印鑑を渡せませんよね。

つまり、

相手に渡していないということ。

 

 

申告前に私は相続人の方に

名義預金のことを聞くんです。

でもほとんどは

「ありません。」

と言われます。

でも税務署は調べてくるんですね。

 

 

税務調査官は、

通帳の動きを10年分遡って

調べてくるんですよ。

しかも、

亡くなった人だけじゃなくて

親族の預金を全部10年分調べます。

お金が動いていると

バレちゃうんですね。

周りの知ったかぶりをする人を信じて、

お金を動かしたりはしないでくださいね。

後で困るのはあなたですからね!

 

 

 

藤垣会計トップページへ

 

最新情報を無料でゲット

藤垣会計無料メルマガ登録へ

 

投稿者: 藤垣寿通

2019.06.29更新

過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1062日目

 

 

おはようございます!

梅雨の影響で雨が続きますね。

静かな週末になりそうです(^^)

 

 

昨日のブログで途切れてしまいましたが、

まだまだ相続法の改正の話は続きます。

前回、前々回のブログはこちらdown arrow

遺留分とは

遺留分の改正

 

 

今日の改正の話しは

銀行口座のことです。

ある人が亡くなると、

銀行口座が凍結されるんです。

ちゃんと遺産分割の話し合いが

終わったことが確認できたら

銀行預金を動かすことができるのです。

銀行も勝手に預金を動かして、

後で他の相続人から訴えられても困ります。

だから分割協議書と印鑑証明書を持っていかないと

預金口座からお金を動かすことが

出来ないことになっているのです。

 

 

でね、

実際に動かせなくなるので

困ることが出てくるんです。

葬式費用の支払いができないので

相続人が立て替えて支払う必要が出てくるんです。

 

 

よく聞く話は、

亡くなる直前にお金を下ろしてしまうということ。

実際、よくあります。

葬式費用くらいを引き出すのは

分かりますが、

中には預金全額を下ろしてしまう人もいます。

話を聞くと、

「知り合いから、

 預金にお金が残っていると

 相続税がかかるから

 全部引き出しました。」

と言われます。

いやいや、

引き出したらそのお金は

現金という財産になっているんですよ!

そんなに簡単に相続財産から

除外なんてできるものではありません。

 

 

私が相続税の計算をするときは

預金通帳を見せてもらいますから

すぐに分かりますよ。

もちろん税務署もその辺りは

必ず見つけますから、

相続税の財産に加えていないと

税務調査に来てくださいと言ってるようなものです。

そんなに甘くはありません。

 

 

でね、

今回の改正では、

一定の金額までは預金の引き出しが

できるようになりました。

上限150万円まで、

家庭裁判所の判断を受けなくても

金融機関の窓口で

支払いを受けることができるのです。

預金凍結

計算式は、

相続開始時の預貯金債権の額

       ×

     1 / 3

       ×

その払戻しを行う共同相続人の法定相続分

までは引き出せることになりました。

これで直前に引き出しに駆け回る必要が

なくなりましたね。

ぜひ覚えておいてくださいね(^^ゞ

 

 

 

藤垣会計トップページへ

 

最新情報を無料でゲット

藤垣会計無料メルマガ登録へ

 

 

投稿者: 藤垣寿通

2019.06.27更新

過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1060日目

 

 

おはようございます!

昨日は多治見から浜松へと

あちこち移動しながらの仕事でした(^^ゞ

たくさんの学びと気づきをもらいましたので、

また順にブログでも紹介していきますね!

 

 

さて、

昨日のブログでは遺留分についての

基礎知識をお伝えしました。down arrow

遺留分とは|相続法??の改正

今日はその遺留分についてのことが

一部改正されましたので、

そこをお伝えします。

 

 

昨日の遺留分を請求するという行為は、

正式な言葉だと、

「遺留分の減殺請求」といいます。

この請求をした時には、

遺留分に当たる部分を

請求した側へ渡すのですが、

実はそれには大きな問題がありました。

 

 

例えば、

大きな土地を遺言によって

取得した長男に対して、

納得できない次男が

遺留分の減殺請求をしました。

するとどうなるかと言うと、

この土地について

次男の権利を設定してくれるのです。

土地の所有権が、

当初は長男一人で100%所有になっていたのが、

請求したことで

長男が3/4、次男が1/4

のような共有になるというわけです。

 

 

現実的には共有になってしまうと、

貸すのも売るのも、

なかなか難しくなるものですよね。

だから遺留分の請求をしても、

思ったような成果は得られないことが

多かったんです。

 

遺留分

 

 

改正では、

この権利を金銭債権化することになりました。

上記の例えだと、

土地の1/4に相当する金銭で

渡すことができるようになるのです。

そして支払についても一括で払えないときに

裁判所に支払の期限を決めてもらえるようになります。

 

 

 

 

 

もう一つ遺留分についての改正があります。

相続前に贈与などで財産をもらっていた場合など、

特別受益と言います。

特別受益があると、

遺産を分割するときや遺留分の金額の計算上、

特別受益分を含めて総額を計算してから

それぞれの計算に入ります。

だから先にもらったもの勝ちというわけではないんです。

先に沢山もらっている人は、

遺産分割の時には減らされることがありますし、

遺留分でも多く請求されるのですね。

 

 

この持ち戻し計算について

改正がありました。

遺留分計算で加算する特別受益の範囲が、

相続開始前10年間のものに限るとされました。

つまり、

10年超前の贈与などは

含めずに遺留分の計算をすることになります。

一部の人にしか影響はありませんが、

該当する人には大きな効果がありますね。

 

 

遺留分を請求するとかしないとか。

そもそも円満に相続は解決したいものです。

遺言書の書き方に大きな影響力があることを

ご存知でしょうか?

弊所では、

7月12日(金)にエンディングノートの

セミナーを開催します。

笑顔で相続できるポイントを解説するとともに、

エンディングノートの書き方を

レクチャーいたします。

ご興味のある方は弊所HPの

問合せからご連絡ください(^^)/

 

 

藤垣会計トップページへ

 

最新情報を無料でゲット

藤垣会計無料メルマガ登録へ

 

 

投稿者: 藤垣寿通

2019.06.26更新

過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1059日目

 

 

おはようございます!

今朝のブログは相続関連の改正について。

昨日は配偶者居住権についてでした。

配偶者居住権|相続税??の改正

 

 

よく聞く相続の話の中で、

遺留分という言葉があるでしょ?

そもそも遺留分とは何かというところから

話しを始めますね。

 

 

そもそも人が亡くなることで

相続が発生します。

亡くなった人の財産は、

相続人で分けるんですね。

相続人とは、

子供がいれば、妻と子。

子供がいなければ、

妻と親又は祖父母。

その親や祖父母もすでにいなければ、

妻と本人の兄弟。

この順番で相続人が決まります。

 

 

つまり、

親であっても、

妻と子がいれば

自分は相続人ではありません。

相続人ではないということは、

遺産をもらうことができないということです。

遺産をもらうためには、

相続人全員で話し合って決めます。

全員が納得して印鑑を押した分割の書類を

遺産分割協議書といいます。

この書類に、

どの遺産を誰が相続するのかが

書かれているので、

金融機関や法務局に行って

この書類を提示して

名義を書き換えるという流れになります。

これが大きな流れで、

相続人で分割協議をする方法です。

 

遺留分

 

実は、

もう一つ別の方法があり、

それが遺言による相続です。

遺言書には自筆のものや公正証書のものがありますが、

詳しくは別のブログ記事を参考にしてください。down arrow

公正証書遺言とは

遺言書があると、

遺産分割の流れではなく、

遺言書の内容に従って遺産は相続されます。

亡くなった人の遺志を尊重するのが遺言書なので、

相続人はなすすべもありません。

 

 

では、

もしも遺言書に大変なことが書かれていたら

どういうことになるでしょう?

例えば、

妻と子供がいる家庭で、

急にご主人が亡くなり、

遺言書が発見されました。

遺言書には、

「すべての遺産は愛人の○○に相続させる。」

と書かれていました。

するとどうなるか。

すべての遺産は愛人の名義になってしまうのです。

そうなると

残された妻と子は自宅まで奪われてしまい、

その後の生活に困りますよね。

 

 

ここで登場するのが遺留分なのです!

遺留分とは、

自分の法定相続分の半分まで

請求できる権利です。

この事例の場合だと、

配偶者の妻は1/2、子も1/2の

法定相続分です。

その半分なので、

妻は1/4、子も1/4までを

遺言により遺産を取得する愛人に

請求することができるのです。

弱者を守るために創られた制度が

この遺留分なのですね。

テレビドラマとかでは、

遺産争いの話でよく出てきますけど(^-^;

ちなみに、

遺留分は請求行為をしてはじめて効果があるので、

正式な手続きを踏まないと権利行使はできません。

 

 

以上が遺留分の説明でした。

おおよそ理解できましたか?

明日は、この遺留分の改正について

説明いたします。

 

 

 

藤垣会計トップページへ

 

最新情報を無料でゲット

藤垣会計無料メルマガ登録へ

 

投稿者: 藤垣寿通

2019.06.25更新

過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1058日目

 

 

おはようございます!

今日はタイトルの通り相続法の改正について

簡単にお伝えします。

相続法の改正って、

実は相続税の改正とは違います。

とても分かりにくいのですが、

民法の改正の中で

相続に関する部分のことを、

「相続法」

といってます。

もちろん民法改正に伴う

税法の改正もありますが、

相続法とは民法の一部のことだと

理解してください。

 

相続法改正

 

では相続法の改正って

何が変わったかというと、

配偶者の保護、

遺留分の整備、

遺言書の簡素化、

相続人以外の世話をした人への相続、

こんなところが変わったところです。

 

 

いつから変わるかが、

また分かりにくいので

簡単にまとめますと、

・原則 2019年7月1日

・自筆証書遺言については、

すでに今年の1月に改正されています。

・配偶者居住権 2020年4月1日

・遺言書保管制度 2020年7月10日

と、

けっこうバラバラなので注意してください。

 

 

 

今日は配偶者への保護の観点から新設された

配偶者居住権についてお話しします。

現行の制度では、

・相続人が妻と子ひとり

・遺産は自宅2000万と預貯金3000万

・法定相続分 妻:子 = 1:1

この前提で配偶者が自宅を取得すると、

 妻 自宅2000万、預貯金500万

 子 預貯金2500万

となってしまう。

妻の老後の生活費を考えると、

もっと預貯金を妻に取得させたいところ。

 

 

新しい制度では、

自宅の居住する権利だけを分離させて

相続できるようになります。

自宅2000万を、

配偶者居住権1000万と

負担付きの所有権1000万に

分けることができるようになります。

簡単に言うと、

まるっと取得すると2000万だけど、

居住権だけで住めるのなら1000万で

OKとなるのです。

つまり、

 妻 配偶者居住権1000万、預貯金1500万

 子 負担付きの所有権1000万、預貯金1500万

というわけです。

 

 

そんな面倒くさいことしないで、

妻が全部相続すればいいじゃん!

って言うのはなしね(^-^;

でも、

現実的には使いどころは難しいかも。

なかなか勧められる状況を想像できませんが、

選択肢が増えることはよいことです。

参考になればうれしいです(^^ゞ

 

 

相続税改正の続きはまた今度。

 

 

 

藤垣会計トップページへ

 

最新情報を無料でゲット

藤垣会計無料メルマガ登録へ

 

投稿者: 藤垣寿通

2019.06.17更新

過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1050日目

 

 

おはようございます!

6月も後半に入りますね。

土日は仕事の合間にゴルフの練習に通いました。

大振りをやめるだけで

結構安定するものですね。

ハーフスイングで降っても

フルスイングでも

飛距離がそんなに変わらないのが悲しいけど。

ハーフスイングはミート率が高いんだろうと

勝手に納得させてます(^^;

 

 

さて、

先週末の相続診断士会の例会で

お話しさせていただいたことを

少し紹介したいと思います。

 

 

事業承継税制を使おうとする前に

他に何かできる事がないかを

確認してみましょう!という内容でした。

まず第一にしてほしいことは、

個人の財産のたな卸しです。

全体の把握をしないで

細かい個別論点を検討していても

話しになりません。

身体のことでも同じですよね。

ある特定の一部だけ診てもらっても

身体全体の健康診断をしてみないと

健康かどうかはわかりません。

相続でも同じで、

自社株式だけ見ていても

対策はできません。

相続財産には。

現預金、

有価証券、

土地・建物、

自社株式、

その他とあります。

そして自社株式が全体の資産に占める割合は、

3~5%程度だそうです。

(国税庁の統計資料に記載されています。)

相続税は総遺産額から計算されますから、

全体を把握することが

まずはじめに取り組むことなのですね。

 

財産のたな卸し

 

しかし、

実際には全体の財産の話しが

事前にできる人はあまりいません。

不動産や株式は教えてくれても、

現金預金のことまで

詳細にお伝えくださる相談者は

あまりいません。

それだけ財産を人に伝えるということには

おおきな心理的な障壁があるのでしょうかね。

 

 

 

さて、

全体の財産が分かったら、

個別の資産について

できる事を検討していきます。

その対策の中で

ひとつの考え方をご紹介します。

それは、

「時価よりも評価額の

 低い財産への組み換え」

です。

どういう事かというと、

「現金預金」で「株式」に投資するとしたら、

全体の財産は変わるでしょうか?

あまり変わりませんよね。

現金預金は時価そのままですが、

有価証券も時価に近い動きをします。

つまり、時価に近い「現金預金」を

時価に近い「有価証券」に変わっても

対策にはなりにくいのです。

 

 

オーソドックスな対策には

アパート建設というものがあります。

これは「現金預金」が「土地建物」に変わります。

しかもその土地建物は人に貸すものです。

これは大きく評価が低くなるのですね。

建物は固定資産評価額を基準にしますので、

購入した金額から大きく下がります。

土地も建物も貸していれば、

借地権や借家権の部分が

減額できるのですね。

だから富裕層の相続対策に

アパート建設が勧められるのです。

時価に近い「現金預金」が、

大きく評価を下げた「土地建物」に

組み換えができるということです。

 

 

ただし、

相続税の対策にはなるかもしれませんが、

実際にアパート経営の観点で

検討する必要があります。

私は個人的にはお勧めしていません。

特に岐阜県では田舎で土地があまっているため

アパートを建てられる場所が豊富にあります。

建てるのは簡単ですが、

これを長年にわたって維持することは

とても難しいのです。

5年もすれば古くなって

家賃を下げなければ

入居してくれなくなります。

よほど駅に近いなどの

立地上のメリットがない限り

アパート経営は苦しくなります。

だから基本的にはお勧めしません。

 

 

数年前にタワーマンションを使った

租税回避行為が問題になりました。

当時はマンションの固定資産税評価額は、

低層階でも高層階でも

単価は変わらなかったのです。

都心のタワーマンションの高層階は

プレミアがついていて、

数億円で販売されていますが、

評価は低層階と同じで

時価よりもかなり小さいのですね。

その差を利用して、

相続開始直前に時価で購入して、

相続税の申告を低い評価額で行い、

その後で時価で売却するのです。

これが明らかに租税回避として

訴訟になり、

平成23年の非公開採決では、

・取得日と相続開始日が近い

・相続開始後すぐに譲渡している

・利用する意思がみられない

・明らかに節税目的と推測される

という事実から否認されています。

現在では固定資産税評価額の計算が、

低層階と高層階では差をつけるような

改正がなされました。

 

 

改正によって、

タワーマンション節税は封じられたと

一般的には解釈されているようですが、

実際にはまだまだ時価との差が大きく、

賃貸の目的にしてタワーマンションを購入して、

結果として?節税になっているケースがあるそうですよ。

否認されるリスクはありますから、

税理士としてはお勧めできませんね(^^;

 

 

 

最後のタワーマンションの例は特別ですが、

時価で評価されるものから

評価が低いものに

組み替えるのは、

相続対策の定石です。

できる事があれば

検討してみてください。

 

 

 

藤垣会計トップページへ

 

最新情報を無料でゲット

藤垣会計無料メルマガ登録へ

 

投稿者: 藤垣寿通

2019.06.15更新

過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1048日目

 

 

おはようございます!

あっという間に一週間が過ぎていきますが、

この週末は天候が荒れる模様。

今日は久しぶりの税理士の

受験時代からの仲間との飲み会です。

気兼ねなく話せる仲間の存在は

ありがたいと感じてます(^^)

 

 

さて、

昨日は私が所属する岐阜県相続診断士会にて

勉強会の講師をしてきました。

とりとめもなく話すのもアレなので、

レジメを用意して臨みました。

アレコレと話したい事をまとめていくと

とても1時間では終わらないのですね~(^-^;

テーマは事業承継に関すること。

 

 

事業承継税制だけでも

しっかり勉強をすると一日の講義が

出来てしまいます。

と言っても、

そこまで話せるほど

精通してないです。

なぜかというと、

とても適用に悩む制度だから、

実際に活用できていないんです。

毎年、税制改正により要件が緩和されていきますが、

それに伴い少しずつ利用者が

増えてはいるようです。

しかしまだまだ増えているというほどの

数字にはなっていません。

やはりそこにはリスクがあるのです。

 

 事業承継

 

ちなみに、

事業承継税制というのは、

中小企業の株式について

相続税や贈与税をかけると

納税が大変なので、

納税を猶予するという制度です。

ポイントは猶予なのです。

 

 

 

猶予という日本語は

ご存知ですよね。

そう、

免除ではなく猶予なのです。

だから途中で要件がはずれてしまったときには

いきなり納税する義務が発生するから

怖いのですね。

 

 

昨日の勉強会では、

制度の話しは極めて短く省略して、

その制度を使うときの事前確認事項や、

その制度を使う前に検討しておくことを

いろいろとお話ししてきました。

 

 

制度を活用すれば

すべてが上手くいくものではありません。

税制とは、

Aを選ぶとBが都合悪くなり、

Bを選ぶとCが都合悪くなるものです。

その制度を使うときに、

メリットばかりを見ないことが

とても大事なのです。

デメリットも確認して、

メリットとデメリットを挙げたうえで

どちらを選ぶか決めるのです。

その選択肢を提供するのが

専門家の役割ですね。

 

 

最近では制度が複雑なものが増え、

税理士の腕の見せ所が多くなりました!

消費税も複雑でややこしくなりますし。

出番が多くなりそうです!(^^)

お気軽にご相談ください。 

 

 

 

藤垣会計トップページへ

 

最新情報を無料でゲット

藤垣会計無料メルマガ登録へ

 

投稿者: 藤垣寿通

2019.05.21更新

過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1023日目

 

 

おはようございます!

昨日は遺言書はどんな人が

書いたほうがいいかを

お伝えしました。

 

 

今日は、

実際に公証人役場で

遺言書を書いてもらうことの意味と、

出来上がるまでの流れを

お伝えしますね^_^

 

公正証書遺言

 

まずもって、

遺言書には大きく二つあります。

自筆遺言証書と

公正証書遺言です。

 

 

自筆遺言証書は

費用がかからず、

簡単に作ることができます。

7月の民法改正により

全てを手書きすることなく

作成できるようになります。

実は私はずいぶん前に

この自筆遺言を書いてました。

 

 

この自筆の遺言は

簡単に作れるのはいいのですが、

実際に作るときには

裁判所の検認という手続きをしないと

効力がありません。

この手続きは少しの手間を

かければ済みますが、

一番怖いのは

不備があることです!

 

 

書き方を間違えたり、

必要な項目を書かなかったりするだけで

効力は無くなります。

また、

専門家に相談しないで作成するため、

内容に問題があることもあるのですね。

過去にあった自筆遺言では、

「葬儀に一番最初に来た人に

 全部相続させる。」

なんてのもあったそうです。

こういう具体性がないものは

効力がありません。

 

 

そういう事がないように

ちゃんと作成できるのが、

公正証書遺言なのです。

 

 

また、

公正証書だから原本は公証役場に

保管されています。

失くしても再発行できますから

安心ですね。

 

 

 

 

公証人役場に行った事がない人は

たくさんいると思います。

難しい印象をお持ちかもしれませんが、

案外難しくないのです。

最初に予約の電話をしてから、

公証人のところには

行ってください。

その際には財産の内容がわかるものを

持っていく必要があります。

遺言書の文章自体は、

公証人がヒアリングしながら

作成してもらえます。

だから、

専門的なことは

全く知識がなくても

心配はいらないのです^_^

ほんと、安心してください!

 

 

また、

公正証書遺言には、

立会人が二人必要なのです。

もちろん相続人などは

立会人にはなれませんが、

適当な人が見当たらなくても大丈夫。

公証人役場の方にお願いすれば

立会人を用意していただけます。

一人に5,000円、

二人必要なので10,000円かかりますけど。

私は家内と二人で遺言書を作りました。

こういう場合は割引が効いて、

10,000円のところが

7,000円でお願いできました。

私と家内で7,000円×2です。

 

 

最後に費用のことです。

財産の金額に応じて

手数料が決まるシステムになってます。

預金通帳や固定資産の評価が分かる資料など

必要になります。

5万~15万あれば、

大抵の人は収まると思います。

 

 

なんとなく躊躇している人って

相当いると思うのですが、

ぜひ公証人役場に電話をしてみてください。

丁寧に案内いただけますよ(^^)/

ちなみに、

弊所でも公正証書遺言の

作成支援をしています。

サポートをして頂きたい人がいたら

遠慮なくご相談くださいね!

 

 

 

藤垣会計トップページへ

 

最新情報を無料でゲット

藤垣会計無料メルマガ登録へ

 

投稿者: 藤垣寿通

2019.05.20更新

過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1022日目

 

 

おはようございます!

今週もスタートしましたね♬

月曜は事務所の早朝自主勉強会から

スタートします!

今週は日曜まで朝から夜まで

すべて予定が入っております。

急な対応が難しいのでご了承ください。

特に木曜から土曜までは、

終日電話も出られないので

ご迷惑おかけします。

よろしくお願いいたします。

ちなみに今日から三日間は税務調査!

気合い入れて乗り切ります!

 

 

今日のブログは

遺言書の話しです。

先日のことですが、

自分の遺言書を公証役場で書いてきました。

そのお話をしますよ。

 

遺言書

 

私はまだ48歳。

遺言書って早いとお思いですか?

実は今回は、

私と家内の二人で書きました。

家内もまだ46歳です。

ちなみに、

私も家内も両親は健在です。

 

 

ではどうして遺言書なんて

書く必要があるのでしょうか?

それは、

私たち夫婦には子供がいないからです。

子供がいないって

相続とどういう関係があるかを

簡単にお話ししますね。

 

 

 

ある人が亡くなり相続が発生します。

すると、

その法定相続人は残された遺産を

相続します。

相続人全員の署名と実印を使って

作成するのが、

遺産分割協議書といいます。

誰がどの財産をもらうのか、

誰がどの負債を引き継ぐのか、

などを書き記した書類に、

法定相続人の全員が署名と実印を押すのです。

そして銀行や法務局に書類などを

持っていき名義を変更するのですね。

 

 

でね、

法定相続人が問題になるのです。

法定相続人とは、

配偶者は常に法定相続人です。

そして、

子供がいれば子供です。

子供がいなければ両親や祖父母。

子供も両親も祖父母もいなければ、

兄弟が法定相続人になるのです。

 

 

よく考えてください。

兄弟って相続で財産を分ける人として

想像できますか?

もちろん兄弟は大切な存在です。

だけど、

ある人が高齢になるまでに

貯めてきた財産について

なにか兄弟は貢献してきます?

普通はあまりありませんよね。

でも、子供と親がいなければ、

兄弟が法定相続人になるんです。

 

 

私は子供がいませんから、

歳をとり亡くなったときには、

残された家内がその財産を相続することになります。

しかしその時に私の兄弟と遺産分割の協議を

しなければならないのです。

子供がいないということは家内も歳をとり、

いろいろ良く分からない年齢です。

そんな時に手続きで気を遣わせたくありません。

くれぐれも言っておきますが、

兄弟と仲が悪いわけではありませんからね(^^)

 

 

 

私も税理士、行政書士、相続診断士の登録をしていると、

さまざまな相続の形を見て来ています。

お子さんがいないケースで、

ご兄弟が連絡が取れないケースを

みたことがあります。

本当に大変な思いをしてご兄弟を探し出し、

印鑑をいただきました。

これができないと、

預金が凍結されたままになってしまうから

生活ができなくなってしまうところでした。

 

 

 

遺言書を書いても、

遺留分といって法定相続人は

自分のもらえる割合の半分までは

請求することができます。

これは奥さんや子供がいるのに、

遺言書に

「愛人にすべての財産を相続させる」

と書かれてしまったら、

残された家族が生活できなくなります。

だから最低限の保証を付けてくれているのですね。

そして遺留分を請求できるのは、

配偶者、子供、両親や祖父母です。

ここで注目すべきなのが

兄弟には遺留分はないということです。

先にも説明しましたが、

普通は兄弟は別で生計を立ててますよね。

自立できている人には

遺留分は必要ないだろうという

趣旨なんです。

 

 

 

だから、

子供がいない場合は、

遺言書を書いておけば配偶者に

全額を相続させることができるのです。

私たち夫婦の場合は

まだ両親が健在なので、

遺言書の付言事項という

メッセージを残すところに、

「両親の面倒はよろしくお願いします」

とお互い記載してあります。

 

 

相続の専門家はたくさんいます。

銀行主催などでセミナーも

数多く開催されてますね。

その中で遺言書をお勧めになる講師の方は

とても多くいらっしゃいます。

でもね、

講師の方に聞いてみてください。

「講師の先生は遺言書を書いてるのですか?」

ってね。

ほとんどの方は書いていませんよ。

自分でやってないことを

人に勧めても説得力がありません。

私は自分で書いた経験を

伝えていきたいと思っています。

 

 

遺言書はまったく難しくありません。

お子さんがいない人は

できる限り書いておいて欲しいです。

お子さんがいても、

ある程度の年齢になれば

遺言書は書いておいた方がいいんですよ。

その時は付言事項にメッセージを残すことを

忘れないでくださいね。

この言葉で相続争いが

なくなることがあるのですから。

 

 

 

 

藤垣会計トップページへ

 

最新情報を無料でゲット

藤垣会計無料メルマガ登録へ

 

投稿者: 藤垣寿通

前へ
058-215-1030